突然ですが、日本にコンビニの軒数ってどれぐらいあるか、分かりますか?
検索すれば一瞬で出てきそうですが、頭の体操でなんとなく、フェルミ推定してみます。
(フェルミ推定というのは、人によっては釈迦に説法かもしれませんが、何かの数字を分かる範囲の手がかりを使いながら論理的に推定してみること、というようなものです)
確か日本の労働人口が、6,000万人ぐらい。
この人達が、1人当たり1日500円コンビニで使うとして、ちょっと多い金額設定な気がするから、残りの人たちが全く使わないと仮定。
コンビニ1軒あたりの1日当たりの売上が30万円だとして、6,000万 × 500 / 30万 = 10万軒。
さて、これでどうだ、と検索してみる、、、
一番上に出てきた記事の情報を見ると…
日本フランチャイズチェーン協会のまとめによると、2020年末時点の全国のコンビニエンスストアの店舗数は5万5924軒
うーん、ダブルスコア、いまいち。
特に外資コンサル畑の人から怒られてしまいそうなフェルミ推定、ご容赦ください。
コンビニは大体5万軒、覚えておきましょう。
忘れたら、ちょっとフェルミ推定で遊んでみましょう。
数字のずれがどこから来たかも確かめると良いです。
ざっと実際の数字を調べたら、労働人口が6,500万人ぐらいで、コンビニの平均購入金額が750円ぐらい(意外に高い!)で、平均日販が50万円ぐらい(あれ、これもけっこう高い!)でした。
さっきの数式に当てはめると、6,500万 × 750 / 50万 = 97,500軒。
まだダブルスコアっぽい・・・何か要素が足りない・・・
そうか、自分が毎日オフィスビル下のコンビニに行っているだけで、人はそんなに毎日コンビニに行かないんだった。
平均頻度を調べたら、「3日に1回」というデータが。
97,500軒 / 3 = 32,500軒
うん、、、あとは、労働人口よりももっと多いとかだ、きっと。
とは言え、東京にいるとコンビニひたすら使うけど、地元だったらほとんどスーパーだったけどなぁ・・・
という感じで、感想戦を楽しむと発見もたくさんあります、きっと。
それにしても、ずいぶんひどいフェルミ推定をしてしまった!
、、、前置きが長くなりました。
日本の中でコンビニよりも多いものって、いくつ挙げられますか?というのが、今回の本題です。
コンビニより多いもの、いくつ挙げられますか?
こういった、総務省統計局のこちらの報告書など、「コンビニより多い」で検索すると、色々と情報がヒットしてきます。
いくつかピックアップしてみましょう。
美容室・・・17万!
神社、寺・・・15万!
酒場、ビヤホール・・・12万!
クリーニング店・・・10万!
喫茶店・・・6万!(おそらくスタバとかも含む)
薬局・・・6万!
歯科・・・6万!
どうでしょうか?
意外に多い、というものがあれば嬉しいです。
まとめ:何気ない風景を定量化してみるのも、良い散策になる
私が「コンビニより多いもの」を考える様になったきっかけは5年前、神社お寺の検索サイト「ホトカミ」を運営する吉田さんとの出会いからでした。
寺社仏閣って、コンビニより多いんですよ!って聞いて。
それを全て自分でデータベース化するところから始められている様子とともに、感銘を受けた瞬間でした。
何気なく通っている場所や風景にまつわる数字を考えたり、調べてみるのも、きっと面白い思考の散策になりますので、良ければちょっとやってみてください。
そしてぜひ、この記事を書くきっかけにもなったホトカミさんも、のぞいてみてください!
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