オンラインショッピング体験の新しい形とも言われる、ライブコマース。
「ライブコマースって、これから流行るらしい」
「いや、ライブコマース、最近はそこまで聞かなくなったかも」
ライブコマースというものに対して持つイメージは、人によってまだまだ、バラバラかもしれません。
こちらの記事では、ライブコマースの現状と未来について今一度考えてみたいと思います。
「ライブコマース」とは何か
ライブ配信を見ながら、インターネットで買い物をする。
このライブコマースの特徴、をいくつか挙げてみましょう。
・ライブだから、質問して、その場で答えてくれる
・ライブだから、自分の質問やコメントを拾ってもらえるのが楽しい
・ライブだから、商品の良い部分も悪い部分もちゃんと見えそう
・ライブだから、プレゼンターがどんな人かが伝わりやすそう
・ライブだから、他にどれぐらいの人が集まって興味を持っているかが分かって、楽しいし安心
こういった特徴が考えられるのではないかと思います。
より簡単に言ってしまうと、ライブだから、色々よく分かりそうで安心そうだし、臨場感があって楽しそう! といった形でしょうか。
ライブコマースと言えば中国。日本ではどうなのか
ライブコマースの代表的な例で取り上げられるものの多くが、中国での事例。
中国で、1年の中で最も買い物をする日、「独身の日」に、ライブコマースで商品を紹介したら、ものの1時間で何億円も売れた! と言った話です。
こちらの記事によれば、中国の主要なライブコマースサイト「タオバオライブ」の2020年の年間商品売上が4,000億元、日本円にして6挑円以上にもなったそうです。
中国では特に、ライブの安心感が大きいのだそうです。
実際にモノを確かめて買い物しないと、本当に期待通りの品物が届くのかが、不安。
そういったニーズにライブコマースは応えるものと言えます。
反面、日本では中国ほどには、そうした不安からのニーズが強くなかったり、ライブよりもまだYoutubeやInstagramの動画、テレビ通販を見て買い物をする「動画コマース」が根付いていたりと、中国の事例を引きにしてメディアで取り上げられる程には、まだまだライブコマースのものすごい成功事例、と言うのはほとんどないと言えるのかもしれませんね。
それでもスマートフォンで簡単に質の高い環境でライブ配信を出来る様になり、ライブ配信で盛り上げられる著名なクリエイターも増え、5G回線の普及で通信環境も整ってくるなど、ライブコマースの「追い風」となる要素は数々思い浮かびます。
中国ではインフルエンサー(海外ではKOL、キーオピニオンリーダーという呼称が一般的)がライブコマースで商品を紹介する例が多く見られるのに対して、今の日本国内で見られるライブコマースとしては、「オンライン接客」の意味合いが強い印象です。
ここで、私が真っ先に思い浮かべる国内のライブコマースの事例を一つ、紹介させてください。
連続ライブ配信、驚異の900日以上。
小柄な女性に向けたアパレルを展開するCOHINAさんが、900日以上連続でインスタライブを配信した、と言うものです。
こちらの書籍でそんなCOHINAさんがどのようにライブ配信を行っているかが詳しく紹介されていますので、良ければ読んでみてください。
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COHINAさんのライブでも、インフルエンサーの方も登場しつつ、スタッフさんが丁寧にコツコツとライブを重ねることで、3年でCOHINAブランドの月商が1億円規模にまで育っているという成果に大きく結びついていそうです。
私も仕事の中で動画撮影の機会に立ち会うことも多いのですが、これを毎日続けるのは本当に大変、すごい、、、と驚嘆ばかりであります。
まとめ:あなたは何を見て、ものを買いますか?
「Googleでよく調べる」
「Amazonや楽天のレビューを見て決める」
「Youtubeやインスタで、使っている人の動画を見る」
オンラインショッピングの中で何を見るかは、年々多様化していってる様にも思います。
よく、若い世代ほど、「検索して出てくる内容が信じられない」「レビューはアテにならない」という価値観が強いと言われたりもします。
文字の情報より、動画の方が圧倒的に、確からしいものが伝わる。
そういった価値観が強くなればなるほど、ライブコマースは自ずと、オンラインショッピングの当たり前になっていきそうに思えます。
実際にライブを少しのぞいてみると、ちょっと先の未来へのヒントが見つかるかもしれません。
こんなライブコマース面白いかも、というアイデアが思いついたら、ぜひidon!でシェアしてもらえたら嬉しいです。